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読者の方より


ただ今、読者の皆様からの投書をお待ちしております。
メールにて、投稿とお書き添えの上、お送り下さい。
できるだけ、掲載させていただきます。

にこりん坊 さま

神風の子さん、ユキさん、はじめまして。
にこりん坊と申しまして、30歳の専業主婦です。

いつも貴HPを楽しみに拝見しております。
また、初めて見つけた時にはまさに「痒いところに手が届く」サイトだ!と感動しま した。
本当に、最近のジェンダーフリー現象にはあきれ果ててしまいます。
家族の暖かさ、日本の文化(童話やお節句まで!)、日本人のよいところをすべて 否定してどうなるというのでしょう。男性の愛情と家庭の幸せに恵まれない女たちの「ひがみパワー」にはすさまじいものがありますね。

わたしには子供はいませんが、もし授かったとしたら、子供の心に巧みに入り込んで くる フェミナチの害毒からしっかりと我が子を守り抜こうね!と夫といつも話していま す。
ちなみに夫は、休みや勤務時間が不規則な鉄道の仕事をしていますので、 わたしが家庭に入ることをわたし同様強く望んでくれました。
息子は「男らしく、強く優しい心を」、娘は「女らしく、細やかな優しさを」という のが わたしたちの子育ての理想です。つまり、昔ながらの「自然体」です。 フェミナチのいう「自然体」とは正反対です。彼女たちの「自然体」は、 「性の厳粛さや神秘性も、社会のモラルもすべて捨て去って好き放題すること」です ものね。
それからわたしは、子供が小さい時には、フェミナチが「古い」と馬鹿にする、 美しい日本語にあふれる童謡を母の声で歌い聞かせてやりたいです。
フェミナチが「差別的だ」とわめく、美しいお姫様と勇ましい王子様が出てくる 昔ながらのグリムやアンデルセンなどの夢のような童話を読んでやりたいと思いま す。
フェミナチの創作童話「アリーテ姫」みたいな強いだけの、男を馬鹿にしたようなヒ ロイン なんて真っ平です。ちなみに、挿絵を見る限りでは彼女は後姿しか描かれていませ ん。
これでは夢もロマンもあったものではありませんね。
せめて小さい時には目からも耳からもこの世の美しいものを存分に味あわせてやりた いのです。

すべての日本人がフェミナチに洗脳されているわけではないぞ!
と声を大にして言いたいです。

自分のことばかり長々とお話してしまって申し訳ありませんでした。
神風の子さん、ユキさん、これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。


「翼」から にこりん坊 様への返信

専業主婦としての立場からのご投稿、本当に嬉しく思います。
こうして、ご投稿を拝見していますと、にこりん坊様が、そして、にこりん坊さんのご主人様が、どれほど幸福な家庭を営んでいらっしゃるものか、目に浮かぶようで、嬉しくて、なつかしい気持ちになって、涙が出ました。「性別役割分業」を、つまり、夫と妻との役割と分けた専業主婦のいる家庭を望むことを、さも悪いことであるかのように流布する男女共同参画に関する政策に、あらためて怒りが湧いてきます。
「家庭や子育てに夢を持てる社会を」
平成11年に厚生省(現厚生労働省)によって発行された「子育てをしない男を父親とは呼ばない」と書かれた啓発ポスターの片隅にはそのようなことが書かれていて、「男の子育て」は今も共同参画推進者、フェミニストが躍起になって推進しているのですが、にこりん坊さんが例に挙げられている通り、ジェンダーフリーの世界に、何の夢があるものかと思います。人生をお金に換算し、闘争に明け暮れる、そんなことが当たり前になってゆくだなんて、冗談ではありませんよね。
美しい言葉、美しい歌、そして、美しい物語。
ジェンダーフリーを打破するのは、私たちの夢であり、希望であり、そしてそれは、私にも子供はありませんが、私たちに、本能としてそなわった、男性であれば父としてのこころ、女性であれば母としてのこころであると信じます。
これからも、応援よろしくお願いいたします。
(ユキ)


正論読者 さま

近所に住む靖国の妻



−今年の8月15日が過ぎた最初の日曜日、近所に住む一人暮らしのおばあさんのお話 を 伺う機会がありました。彼女はもう80歳で、今もとてもお元気で陽気な方です。
一人息子は結婚後仕事の関係で地方に住んでいるのだそうです。私が路上でばったり お会いして15日の 靖国参拝のことをお話すると、「あら、私も毎年必ず行っていますよ。もし、よろし かったら昔の写真見せてあげる から家へおいでなさい。」と呼んでくれました。お宅へ伺って見せていただいた写真 の中の一枚、それは 出征し英霊となられたご主人と彼女の姿。凛として立つご主人の傍らに若妻が優しく 包むように座っています。
「もう、あれから60年近く経ったのねえ。」
「でも、今でも会えるんですよ。」
彼女の言葉に、私が思わず「え?」と声をあげると、「今でも夢で時々は。。」と付け加 えました。
ご主人は出征の折、「これこそ男子の本懐。でも僕は米英をやっつけたら、かならず 君のところへ 戻ってくるから」と言い残され、大戦末期に戦死の知らせが届いたそうです。
泣きそうな顔をしている私に、彼女は「でも、あの人が『かならず戻ってくる』と 言ってくれたんだから、 私はやっぱりずっと待っていようと思ってね。」と再婚しなかった気持ちを打ち明け てくれました。 一人息子さんには「お父さんはお国のために立派に働いて神社に祀られているのよ」と 話して聞かせた そうですが、彼女自身は愛を誓い合った夫の帰りを今に至るまでずっと待ちつづけた のです。
戦後、未亡人となった彼女が再婚もせず、どのような艱難辛苦を経て子供を一人前に 育てたのか。。 彼女もあまり話したがりませんでしたし、私も聞きませんでした。
帰り際に彼女は私に向かって
「今の方にはとてもわからないでしょう。ごめんなさい ね。」
とすまなそうにおっしゃるので、私は「わかります。わからなくてはいけないと思い ます。」 と答えました。
ジェンダーフリー、リプロ、シングルマザー。。。フェミナチが跋扈する今の日本の 状況をここで大上段に話題に することはしません。しかし、ただ、半世紀以上が経って今の私達が失ったものはあ まりにも大きいと感じます。

正論読者



「翼」から 正論読者 様への返信

前回に引き続き、ご投稿ありがとうございます。
今の時代に生まれ、育ってきた私たちから見ると、「靖国の妻」と「 英霊の夫」と、その愛情がどれほど誠実なものであり、優しいものであり、なつかしいものであることだろうと愕然とします。「離婚や同棲が増えたのは我慢しなくてよくなったということ」などというひとびとには、一生かかってもわからないことでしょう。待ち続けたひとばかりでなく、再婚し、新しい人生を選択されたかたがたにも、どれほどのなやみと、くるしみとがあったものかと想像し、だからこそ生きるよろこびを得られたかた、それでも、くるしまれたかた、その愛情の深さを思い、私は、そのような愛情に支えられてきた私の祖国、日本が大好きです。この国に生まれたことを誇りに思います。
私たちの運動は、その思いにこたえるためにあるのだと、私はそのように考えています。
(ユキ)

田六 さま(水戸市 66歳)



「正論」8月号の記事を拝読し、正に正鵠を得たご主張に接し、陰ながら応援したく メールをお送りしますのでご査収下さい。
 悪書が良書を駆逐すると言いますが、昨今の歴史教科書の採択状況を見ると残念な がらその感を強くします。悪言が良言を駆逐すると言うことも往々にして起こりがち てすが、忍耐強く良言を発し続けなければなりません。
 私ことで恐縮ですが、次女は長男出産後専業主婦を務めております。子育て終わっ たら教師に戻るつもりなどと公言しておりましたが、2年ほど前に3人目が生まれま した。3人目を身ごもった時、「恥ずかしい、」などと言うから、「とんでもないこ とを言うな、今時表彰ものだぞ」と叱咤激励しました。ある会合で、専業主婦は、 「あら、働いていないの」などと非専業主婦から半ば卑下した目で見られているとい う嘆かわしい話を聞いたことがあります。
 わが国の現状はどう見てもおかしいですね。冷静に正論を吐いて同憂の士を増やし ていく以外にないと思います。男女平等も非常に誤解されている言葉の一つと思って おります。それで、結婚式の挨拶などで次ぎような餞の言葉を述べております。
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 「ローマは1日にして成らず」とか言いますが、良い家庭を築くと言うことは、そ う簡単なことではなく、長い時間とお二人の努力・協力が必要です。もちろん良い家 庭として子供さんを健全にすくすくと育てると言うことも含まれます。
 それにつけても、最近の風潮としてちょっと気になることがあります。それは、戦 後、個人の人権が強調されてきた結果、人間すべて平等、男女においても平等という 思想が普及しました。それはそれで結構なのですが、問題は女らしさに欠ける人が多 くなり、対応して男らしさに欠ける人が多くなったことです。男女平等は、お互いに 人格が等しく尊重されなければならないということであって、それ以外のことではあ りません。男女生れながらにして体格が違うように、性格も違いがあり、向き不向き があります。
 男は男らしく、女は女らしく、は人間社会の基本ではないかと思うのです。これは 子供を育てる場合にも当てはまる。
男女がお互いの得意分野・役割を責任をもつて果たすと言う姿勢が幸福な家庭を築 く上で基本だと思います。 。

「翼」から 田六 様への返信

このたびは、「正論」をご覧いただいたうえに、賛同のお言葉をいただき、本当にありがとうございます。非専業主婦が専業主婦を見下す風潮は、本当に悲しいことですね。
男女共同参画政策においては女性の労働が推奨されていますが、その理由が、「家族を支えるため」ではなく、「家族から自立するため」とされていることに、私は非常に怒りをおぼえます。家族から心を離しなさいと、行政が女性に労働を奨めているのです。そのためのフェミニズム、そのための女性の人権かと思います。
戦後、私たちは男と女が同じ生活、同じ行動をすることが男女平等と教えられてきましたが、果たして本当にそうであろうかと私は思います。夫婦であればお互いの人生に、同じように責任をとること、会社であれば、福祉や優遇措置などに依存することなく責任を果たすことが、本当の男女平等ではないかと考えます。
結婚するにあたっては、本当に大切なことですね。
私も「平等」を教えられて育っているので、心より先にからだが動くことがあり、いつも、反省しています。
どうか、これからも応援よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
(ユキ)


正論読者 さま



前略、ユキ様、神風の子様:
いつも当HPを拝読させていただいております。
「メンズリブ」なる運動があるとは聞いておりましたが、 今回掲載されているメンズセンター「男性解放運動」 はまさに抱腹絶倒!もう、言葉もありません。
敢えてきつい表現をすれば、早い話がここは変態女装クラ ブのご案内でしょうか。こ んなものがとても世の 普通の男性そして女性にも受け入れられるとは思えません が、ごく一部の男性に女装 願望があることは、別に「男女共同▲」に向けてのトレン ディな動きでも何でもなく、 ずっと昔から知られていることですね。現実社会からの逃 避として個人が女装・変身 を趣味とすること自体はもちろん自由ですが、これを「男 らしさから自分らしさへ」等 と言いだして、フェミナチたちへの奉仕活動とするのは言 語道断です。要するに、例 の女らしくから自分らしくへのスローガンを置き換えただ けで、日本の社会破壊を狙 う勢力の笑いが見えてきますね。
かつて、日本の男たちは、愛する国や家族を守るために、 そして男としての責任を全 うするために尊い命をも惜しまず戦いました。そして、そ の傍らには偉大な母や妻た ちの姿がありました。男女が互いの違いや役割を認めあい 、相手を思いやる心があっ たからこそ、私たち日本人はこれまで幾多の艱難辛苦を乗 り越えてこれたのです。 私は「解放」なんかされなくて結構。平凡に妻子を守り、 愛することのできる男であり たいと願っています。
これからも、本HPに期待しております。
フェミナチたちの陰謀や害毒をもっと多くの人に知っても らい、粉砕していくよう頑 張ってください。

「翼」から 正論読者 様への返信

いつも私たちのHPをご覧いただきありがとうございます。
「男性解放運動」、あれが「解放」とは笑止です。個人の女装・変身は大いに結構だと私も思うのですが、かといって、彼らにこの姿で社会を生きてゆく覚悟があるわけでなし、これは「ストレス解放」の域を出ていません。そしてその「解放感」につけこんで「社会的責任」から逃れようと常識の崩壊を植えつける。それを「運動」としている卑劣を思います。
正論読者さんのように、「平凡で妻子を守り、愛することの出来る男」として生きるということが、今の祖国を守る一番の道であると私は信じます。
どうか、これからも応援よろしくお願いいたします。 (ユキ)



ひろくん さま



はじめまして。ひろくんと申します。
日本茶掲示板でそちらのHPを知り、失礼ながらメールさせていただきました。
そちらのHPは、まだ少ししか拝見していないのですが、ユキさん、神風の子さんのお考え誠に共鳴いたします。

実は、私めも(レベルは低いのですが)HPを開設しておりまして、本文や掲示板で男女平等(男女共同参画社会)について触れておりますが、私は、「男は女を守らなければならない」という考えであり、そもそも男と女は別のものであって、区別(差別ではない)して考えなければならない。それに伴い社会における対応が違ってきて当たり前だと思っております。

だから、今の行きすぎた男女平等論には疑問を感じております。
だいたい、何もかも男女を同じように扱ったら、女性にとってのデメリットも少なくない、迷惑だと感じる女性も少なくないと思います。

それを女性を代表していると信じているフェミニストたちはどう考えているのか。
しかしこういうことを男からではなく、女性のほうから疑問を呈する動きはないのかなと思っていたところ、そちらのHPを知り思わずメールまでさせていただきました。

私は公務員であり、我が役所もご多分に漏れず「男女共同参画社会」の実現に向け施策が講じられており不満一杯なのですが、立場上大声で言えないところがつらいです。(でも同僚にも不満を持っている人は少なくないです)
これからもHP覗かせていただきます。陰ながら応援しております。 がんばってください。


HP「ひろくんの、いいたいほうだい」



「翼」から ひろくん 様への返信
掲載が遅れて申し訳ありません。現場の方からの貴重なご意見を頂くことができました。共参法施行以来、フェミはまさに「役場ジャック」により共同参画課を根城として、役所の常識ある人々を黙らせて好き放題しているようです。共参法、とやらも施行はほぼ満場一致で可決したと聞いていますが、おそらく性差解体、伝統解体、左翼イデオロギー注入、国家解体にまで至る左翼謀略だとは、そして根底にファランステールというカルト思想があるとは、政治家の方々も当時は思ってもいなかったのでしょう。理想的な男女平等のみがあると思っておられたのでょう。しかしながら成立した法を最大限に自己に都合の良いように解釈して闘争するのは左翼の常套だったのです(憲法だって、奴らは そのあいまいさ、牧歌的な部分を最大限に利用していると思います)。 ただ今、親子別姓が取り沙汰されておりますが、「選択」から「例外」に変化させたとしても、成立してしまえば奴らは「例外」を中心とせよとキャンペーンを張ってくると思われます。「マイノリティ」を闘争の武器にさんざん利用してきた、奴らの良心を信用しろと言われても無理な話であると思います。共同参画を叫ぶ人々を調べると、ある人権団体、新しい歴史教科書の参入を妨害する勢力、左翼団体、反日謀略団体、そして某反日国の利益に突き当たります。詳しくは言えませんが・・・
どうか役所にお勤めの常識ある方々は、無理をなさらずまずは生活の安全を考えて頂き、来るべき日の為に牙を研いでいて下さい。
そして我々としても、何かに抗議するにも反対の為の反対では、「いちゃもんを付ける左翼」と同じです。常に役場には(警察においても、そうですが)本当は「同感だ、このままでは国が滅ぶ」と言いたいけれども立場上言えない人々、内部の人であるがゆえにしがらみにより成す術がなく、苦しんでいる方々がおられる事を、常に考えるべきであると思いました。
ありがとうござました。
(神風の子)



隼人 さま



はじめまして。隼人と申します。
翼の貴ホームページ、まだ全部ではありませんが、拝見させて戴きました。
神風の子さん、ユキさんの文(ふみ)、書き手の御心が伝はるやうに感じました。

フェミナチの云ふ男女共同参画。
かういふ戯言を云ふ連中は何時の時代にもゐるのでせうが、
人間アタマだけで物を考へるとかうなる見本みたいなもので、
あらためて病膏肓に入ったなといふ印象を受けました。

しかし男女共同参画と云ふからには、連中は自分(女)が社会に参画してゐないとでも思ってゐるんでせうね。
つまり全うな社会的責任も負はず(もし負ふつもりなら、最小限自分の稼いだ銭で甘えてほしいものです)、
すでに参画してゐる真人間に対して説教を垂れてゐる。もしコドモでもなければ噴飯物ですよ、本当に。

取りあへず意見にもならない感想までに。これからもときどきお邪魔させて下さい。
ありがたうございました。草々にて失礼。隼人


「翼」から 隼人 様への返信
隼人さま、ありがとうございます。
「人間アタマだけで物を考へるとかうなる見本みたいなもので、」
・・・まさに滑稽な唯物論の台頭は、私たちが憂い、恐れる事態そのものだと思います。
「常識」の一喝をも「何を持って異常とするのか」などの屁理屈で煙に巻かれてしまう時代。
議論の場で、唯物的証拠以外は害悪の根拠になりえず無効だという親子別姓論者。その実、害など実施してみなければ別姓論者自身にも解らないと聞かされた時には呆れました。議論するだけ無駄だった、既存制度の破壊が目的だったんだと。それを公共の金でパンフレットを作り賛美するフェミナチは、公共の場で子供たちを洗脳する教職員組合は、一体何様なのでしょうね。
この美しい国の破壊以外の何の建設的ビジョンもなく、垂れ流される不満から生まれた赤い運動に、未来を任せるわけにはいきません。

そして、私たちはあらゆる事象の唯物化、そして砂漠化を悲しんでいます。
愛、文化、建築物、誇り、精神、すべての日本の美しさを取り戻し、「左翼やフェミナチの暗黒史観にはない、ほんとうの昔」に もう一度出会うために、私達の「翼」はあるのだと思って頑張ります。今後とも、よろしくおねがい申し上げます。

追伸・ホームページ開設の折には、是非ともお知らせくださいませ。
(神風の子)




浪平繁貴 さま



「地方議員100人の会」より転送を受けて、貴ホームぺージを拝見しました。私は大阪狭山市の公立中学校に勤務する社会科の教員です。 学校とは何か、公教育目的とは何かを少しは真剣に(他の教員よりは)考えているつもりの人間です。公教育は、個々の生徒の幸福追求 力と国家・社会の健全な構成員の育成の両輪から成り立つと思っていますが、戦後の日本の教育は後者が全く省みられていないのに危機感を覚えています。
 
 学校現場では以前ほど、表立った共産イデオロギーは喧伝されていません。牽引力としては日教組と共産系の全教それから大阪同和人権教育協議会(いわゆる大同教)派の3つがあります。ご承知のように共産党と部落解放同盟は犬猿の仲なのですが、歴史教科書の問題と男女平等問題では一致協力しています。と言いましても。現場の教員はほとんど無知であり、知ろうともしないのが現状です。どう転んでも 自分の地位と給料には響かないからでしょう。

 自分の頭で考えないから上部の意向通りに事が進んでしまいます。これは行政組織も同じだと思います。真剣に自分の子や孫の代の日本を考えれば違う結論に達すると思うのですが・・・・

 さて、さきほど「男女平等問題」と書きましたが、正確には「ジェンダーフリー化による男女平等」と書いたほうが正確です。フェミニスト達は 真の男女平等を実現するにはジェンダーフリー化しかないと主張しています。彼らは、真の意味の分かっていない政治家を動かし、文部科学省・府教委・地教委・校長会と学校のジェンダーフリー化の波がおしよせてきています。その第一波が「男女混合名簿」です。

 男女それぞれの特長を生かして男女平等を実現するのが正しいあり方と信ずる私は徹底的に反対しました。昨年の秋に市教委か校長会に指示があり、今年度から市内全校混合名簿導入が決まっていました。しかし、私は市の教育長と面談し、混合名簿の意味することを説き、 少なくとも職員会議で議論させてくれるように説得しました。数度の激論(といっても、反対の論陣をはるのは私一人でしたが)を経て裁決の結果僅差で本年度は混合名簿を見送ることに決定しました。おそらく、大阪狭山市内では男女別名簿を使用するのは1校でしょう。

 この間わかったことは、教員は勿論、市教委や府教委の(府教委にも意見を述べに行きました)の担当職員もジェンダーフリーの真の意味や怖さを知らないということ。自分の頭で考えていないということです。返ってくる言葉は「いつも男子が先というのは不公平」「固定的な性別役割分担意識を打破するため」というものでした。それがなぜいけないのかは説明できませんでした。しかも、私の主張に多くは同意しているのです。

 名簿のことぐらいという認識もありましたが、国立市から始まり堺市で広がり、今や全国化しつつある男女混合名簿はジェンダーフリー論者が進めていることに間違いはありません。しかも、その第一波でしかありません。現に近所の(富田林市)小学校では、男子を〜君と呼ぶことを禁止することになりました。男女の区別そのものが差別、というジェンダーフリー化が急速に学校で拡大することは明らかです。

 私は信念に基づいて反対し続けます。深江誠子氏は関西でよく講演や学習会によばれる講師ですが、私の印象では時流にのっていい気になっているだけの底の浅い三流学者(ちょっと表現がきついかなあ)です。とくに許せないのが、「家族することからの自由」という講演を活字化した本のなかに、中高年の自殺が多い原因は「専業主婦」にある、と書いていることです。

 自分は仕事をしないで、夫を仕事に駆り立てるからという事らしいのですが、夫を亡くした妻の気持ちを考えた事があるのでしょうか。しかも、夫が自殺した原因はあんただと詰め寄っているのです。少なくとも人権を語る資格は深江氏にはありません。

 ジェンダーフリーの是非以前の人間性の問題です。とてもこんな人物を公の機関が税金を使って呼ぶことには賛成できません。私も自分でできる範囲のことはがんばりますので、これから連携できることがあれば協力していきたいと思います。


「翼」から浪平繁貴 様への返信
 教育現場からの貴重なご報告、ありがとうございます。
 「男女混合名簿」はジェンダーフリー化への第一歩とはまさにその通りで、そうして子供達が知らないうちに、子供達から男女という意識、概念を抜き去り、異性に対する羞恥心までもを抜き去ってゆき、ジェンダーフリーというイデオロギーの受け皿をつくる、その卑劣には言葉もありません。それを、教員でいらっしゃる立場から見送らせられたとのこと、反ジェンダーフリーの運動を行うものとして、とても勇気付けられます。日本国民のひとりとして、感謝します。
 ジェンダーフリーの真実が知らされないまま、政策、そして教育が進められていることは、私も常々感じ、そして、危惧しています。私の身の回りのひとなどにも、「男女共同参画社会」の話をすると「よいことだ」とするひとが多いのですが、「ジェンダーフリー」及び男女共同参画政策や、深江誠子の話、DV防止法の話などをすると、驚き、そして嫌悪を示されるかたが多いです。人権派を自称され、「産経は右翼」とはっきりおっしゃるようなかたでも驚かれるので、私も驚きました。
 深江誠子とは、知れば知るほどに、なぜこのひとが公の場で啓発を行うのだろうかと不思議に思います。ご報告いただいた、「中高年の自殺」の原因を専業主婦とする件に関しても、人権を推進する市民局のチェックによく引っかからないものだと思います。もっとも、市役所に深江誠子の過去の発言を提示しても、「それは○○市で行われた講演ですから、こちらの講演には関係ない」といったような返事が返ってくるだけのことなのですが・・・・くじ引きで選んでいるわけでもあるまいし、それならば講師の選定は何を基準に行われるのかと思います。
 これらの政策によって、奪われ、失ってゆくものはあまりに大きいものと思います。それでも、今であればこの手に取り戻すこともできるものと私は信じます。
 これからも、よろしくおねがいたします。
(ユキ)






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